日本語補習授業校で先生としてお仕事をしてみませんか!?

『日本語補習授業校』と聞くとどんなイメージを持ちますか?

「日本語が話せない子どもに日本語を教える学校?」・・・いいえ、違います!
『シンガポール日本語補習授業校』は、平日、ローカル校・インターナショナル校に通う日本国籍を持つ小・中学生を対象に、日本の教科書を使用し、国語の指導を行う学校です。
   【日本人学校クレメンティ校の校舎を借用し授業を行っています。】

本校の先生は、こんな方たちです。

・日本で教員として働いていたけれど、配偶者の駐在に帯同してきた人
・教員免許はないけれど、塾や家庭教師、日本語教師として教えた経験がある人
・大学で教員免許は取得したけれど、教員にはならなかった人
・子どもの教育に関わりたいという熱い思いを持った人

皆さんに共通することは『教育に熱意と関心を持っている』ということ。この思いさえあれば、教員経験や教員免許の有無は大きな問題ではありません。
そんなことを言うと『素人なのに、なぜ教員ができるの?』と思われることでしょう。
でも、できるんです!それは、本校には教員未経験者であっても手厚くフォローする制度があるから。今からそれをご紹介します。

【1】担任が使用する教材(教科書・副教材・ノートPC・iPad等)は、全て学校から貸与します。
明るく広々とした職員室にははじめ、教材研究に役立つ教員用図書や資料、教材づくりに必要な材料を取り揃えています。更に、担任には学校から一人1台ずつノートPCとiPadを貸与しており、今年度よりデジタル教科書も導入し、わかりやすい授業を行うための教材研究や授業準備が効果的に進められるようになっています。
担任に貸与されたノートPCやiPadだけでなく職員室の教員用教材をコピーして持ち帰ることもできますので、授業準備や教材研究をご自宅でやっても問題ありません。
【教員用教材や資料】

【2】先生が自信をもって授業に取り組めるよう、様々な研修を行っています。
授業日となる土曜日には文科省派遣である校長や指導教諭が巡回参観を行って、児童生徒の自主性を引き出す発問の仕方、児童生徒にやる気を起こさせる声掛けの仕方などを、先生方に細かくアドバイスします。
【教員研修:校長による巡回参観】

【教員研修:デジタル教科書の活用について】

【教員研修:指導案の書き方と板書について他】

【iPad研修】本校では、担任に1台ずつiPadを貸与しています。ICT研修では、効果的に授業を進める上でのiPad使用方法を学んだり、情報共有を行います。

【保健講習】近年増加傾向にあるアレルギーを持つ児童生徒への対応やAEDの使用方法を知ることにより安心して教育活動を行うことができるよう、保健講習を行います。

この他にも、日本人学校の協力により、本校教員は日本人学校研修授業や公開授業を自由に参観させていただくこともできます。
このように研修を受けながら本校で担任として積む経験は、本校の児童生徒へ還元されるだけでなく、教員自身のキャリアの中でもきっとお役に立てることがあると確信しています。

実際に先生たちからは次のようなご感想をいただいており、本校で教員として積む経験は児童生徒へ還元されるだけでなく、先生自身のキャリアの中で将来的にもきっとお役に立てると確信しています!
【Y先生】駐在員の妻としてシンガポールに来ましたが、ある時、ふと「家事や育児の他に、打ち込める何かが欲しい」と思い、補習校の教員採用面接を受けました。
教員免許は持っていても学校での指導経験はなく、教育実習で学んだこともすっかり忘れた状態からのスタートでしたが、わからないことは校長先生や先輩の先生方に教えていただいたり、教員研修で他の先生の授業を見せていただいたりすることで、たくさんのことを学ぶことができました。

【I先生】補習校はまず職場環境として大変恵まれており、土曜日だけの勤務に加えて、何か質問をすれば丁寧に教えて下さる、尊敬できる先生や事務職の方々が大勢いらっしゃいます。補習校で勤務し始めたことで、新しい世界が広がり沢山の学びがありました。
【A先生】自身の子どもがプレスクールに通い始め少し時間が出来たことをきっかけに、以前から志望していた教員として働きたいと思い、志望しました。教員未経験でかつパートタイムとして勤務させてもらえるという、柔軟な受入体制がある補習校で、教員経験を積ませてもらっています。1年目は確かに業務上わからないことが多く、悩むことが多かったです。でもそんなときは経験豊富な先生方に遠慮なく相談させてもらい、1つずつ解決していきました。
週に1日(3時間)で、日本の国語科カリキュラムを凝縮して教鞭をとり児童生徒の理解を導くことは、ときにとても高度な指導スキルを要すると考えるかもしれません。でもそれを達成していくために様々な教材研究や教授方法の工夫を考えることが、教員としての大きなレベルアップに繋がると私は思います。

【3】先生たちが安心して土曜日に勤務できるよう、待遇面での支援も忘れません!
授業に対する報酬はもちろんのこと、それ以外にも各種手当を支給しています。
【特別手当】勤務状況に応じ、年2回(前期末/後期末)のボーナスを支給
【交通費補助】授業日はもちろんですが、平日に授業準備で来校した場合も支給
【傷害保険】本校での勤務時及び通勤時の事故等に適用
【保護者担任手当】:本校在籍子女がいる担任には、学費補助として本校授業料の半額
相当額を支給
【担任サポート手当】:土曜日の担任業務を優先するために利用した有償サービス
(シッターサービス、家族介護サービス、留守番代行)の費用を
一定金額まで支給

土曜日は何日くらい、どのくらいの時間、働くことになるの?

ここまでの内容で、教員免許や指導経験がなくても大丈夫ということはわかっていただけたと思います。そこで実際に働いてみようかと考えるとき、日数や時間は気になりますよね。
まず、本校の授業日は1週間のうち土曜日のみ。年間で言えば40日程度
日本の学校と同様の時期に夏休み・冬休み・春休みがあります。
schedule2022

そして土曜日の勤務時間は 12:30~16:30 で、その内訳は次のとおりです。
職員会議・打合せ等  12:30~13:30
授業(50分×3時間) 13:30~16:30
※年間に数日、学校行事等のため午前からの出勤要請あり
ここで、毎週土曜日の職員室の様子をご覧ください。
【土曜日午前中の職員室】授業準備や教室準備のために、続々と先生が出勤してきます。

【職員会議(12:30開始~13:00前後に終了)の様子】

【職員会議後の打合せ】

この後、13:25 始業〔はじめの会 → 授業(3時間) → おわりの会〕16:25 終業 という流れになります。
ここで、先生たちの声から本校の児童生徒の様子をお伝えしたいと思います。
【I先生】児童生徒は、シンガポールという海外で生活しながら、現地校やインターナショナルスクールに通い日本語の定着も目指すという逞しい子どもたちで、私も一緒に成長させて頂いているという感じです。
【Y先生】授業準備や教材研究は決して楽ではありませんが、子どもたちの「わかった!」と輝く笑顔が見られた瞬間に全てが報われ、やりがいを感じることができます。子どもたちの反応を予想して授業の導入や発問、補助質問を考えることも楽しくなってきました。
【S先生】日本語を日常的に学習言語として使用しない子どもたちに限られた時間で学力をつけていくことは簡単ではありませんが、そこに工夫とやりがいがあります。子どもたちの成長や、楽しんで学ぶ姿を目の当たりにした時は、大きな喜びを感じます。と同時に責任の重さも感じます。かわいい素直な子どもたちからエネルギーをもらい、自分自身の向上にもつながっている日々を実感し、土曜日の数時間を楽しんでいるこの頃です。

先生たちはいつ、どのように教材研究や授業準備を行うのかしら?

授業をするためには授業準備が必要ですね。本校の職員室(兼事務室)も日本人学校クレメンティ校の中にあり、日・月・祝日を除く火曜日~金曜日の9時~17時で事務業務を行っているので、先生の都合に合わせて職員室を訪れてやっても良いし、職員室の教員用教材をコピーして持ち帰りご自宅でやっても大丈夫です。
平日の職員室の様子をのぞいてみましょう。
職員室では、単独で授業準備をする先生もいれば、同じ学年で集まって打合せをする先生方もいます。また、指導上の悩みや困ったことがあれば、いつでも校長や本校での教員経験豊富な常勤職員に相談することもできるよう環境を整え、先生たちをサポートしています。
職員室に来れない場合は、電話やメールでの相談もOKです。
【平日の様子】

いざ働こうと思っても、まだまだ不安や疑問はあるかと思います。そんな方は遠慮なく次のフォームからお問い合わせください。

教員として、子どもたちの教育に携わることはとても有意義でおもしろいことです。
ここでもう一度先生たちの声を紹介します。
「喜び」:児童が授業内容にググっとのって来て目がキラキラ輝いているのを目にした時や授業がうまく行った時、全員がテストで100点を取ってくれた時、そして去年度教えたクラスの児童に廊下ですれ違った時に声をかけてもらい、近況を報告してもらえる時にやりがいを感じます。
「感動」:学年末の3月、児童生徒と共に味わう、同士のような”やりきった感”と児童生徒からの感謝の言葉。それで何もかもが吹き飛び、”また来年も(担任を)!”という気持ちになってしまう魔法にかかります。漢字ドリルが1冊終わった時や、クラスに皆勤賞の児童がいる時に”本当に頑張ったんだね〜!”と自分の事のように感動します。また、保護者の方に真摯なお礼を言われた時。時間はかかりますが、児童生徒の国語力の上達が見られた時は、担任として感動します。
「やりがい」:どこに焦点を当てて授業を進めるか、どんな教材を用いるか、試行錯誤して作り上げた授業で、子どもたちが興味を示してくれたり、もっとやりたい!と言ってくれたりする時は本当にやりがいを感じます。
また、職員室での教員たちとのコミュニケーションも楽しみの1つです。自分のクラスでうまくいった事やうまくいかなかった事などを共有し合い、大変な事もみんなで乗り越える雰囲気です。補習校とは関係ない話でも盛り上がる事も多々あり、シンガポール生活で世界が広がりました。

ぜひ、一緒にこの『喜び・感動・やりがい』を感じてみませんか?

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